八月ももう終わりますね。日中はまだまだ暑いですが、日の入りと共に少しずつ秋めいてきました。

先日、月組会なるものが催されました。明治座の「大江戸緋鳥」観劇と二次会ツアー。
私達の十期上の大地様、未沙様退団後初共演をきっかけにその十期下の私達の期迄集合。

当日、残念ながら私は参加できなかったのですが、後から同期が写メを送ってくれたり、先輩が様子をメールで知らせて下さったりで、
雰囲気だけはちょっぴり垣間見る事ができました。同期生の良い笑顔の写真を見て、本当に皆変わってなくて恐ろしい位(
)

きっと当日いらした方、皆さん変わってないんでしょうね。お会いしたかったな〜。

 

残念な事に、お別れのお知らせも入ってきました。

春日野八千代様。

白薔薇の君と謳われた方です。

私が在団していた時に、一度宝塚グラフのお仕事で取材させて頂いた事がありました。
こんな小童との対談なんて…、大丈夫だろうか?!と緊張しておりましたが、春日野先生は自然にスーッとその場に存在しておられ、
拙い質問にも丁寧に答えて下さいました。時代的にも私の解らない事には、間違いのないように注釈もしてくださり、全てが簡潔。

春日野先生の懐の大きさに甘えて緊張を忘れ、お話させて頂き、取材も無事終わりお見送りした後に残ったものは、なんとも言えない潔い気。

目には見えない「それ」を感じながら、永遠に宝塚のスターとして生きる、選ばれし人の 「何か」を感じておりました。

「何か」がなんなのか。

それは今でもわかりません。ただあの時の事を思うと、緊張していた事よりも「爽」「凛」そして「潔」という言葉が浮かんでくるのでした。

春日野先生、長い間、ありがとうございました。